訪問看護師という働き方のリアル|病棟看護師との違いを経験者が正直に話します!

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「訪問看護って、実際どうなの?」

病棟から転職を考えている看護師の方から
よく聞かれる質問です。

求人サイトには「やりがいがある」「自由度が高い」と書いてある。
でも実際のところどうなのか、リアルな声はなかなか出てこない。

この記事では、病棟やデイサービスを経験した後に
訪問看護に転職した看護師歴10年以上の私が、
訪問看護のリアルを正直に話します。


📝 この記事を書いた人
Mai|38歳・看護師歴10年以上・シングルマザー
訪問看護師としてパート勤務中。
中学生(12歳)と小学生(9歳)の2人を育てています。
別居2年目・離婚裁判に向けて準備中。
お金と働き方を自分で整えるべく、奮闘中です。


目次

訪問看護とは?(簡単におさらい)

訪問看護とは、
看護師が利用者さんの自宅に訪問して全身状態の観察、内服管理
その他利用者さんに合わせて必要な看護ケアを提供するサービスです。

対象は主に以下の方々です。

  • 在宅療養中の高齢者
  • 退院後のリハビリが必要な方
  • 難病・重症疾患を抱えながら自宅で生活している方
  • 終末期で在宅での看取りを希望する方

病院と違うのは「生活の場に入る」という点です。
その人の暮らしそのものに関わる仕事です。


病棟と訪問看護、何が違うのか

仕事の流れ

病棟看護師の1日
申し送り→バイタル測定・保清→処置・与薬→食事介助→記録→急変対応→申し送り

訪問看護師の1日
ステーション出発→訪問(1件30〜90分)→移動・記録→訪問→移動・記録→訪問→移動・記録→訪問→記録→終了(お昼くらいに昼食)

病棟は「チームで動く」。
訪問は「一人で動く」。
この違いが全ての違いに繋がっています。

人間関係

病棟:スタッフ全員と毎日顔を合わせる。
看護師の他に医者や助手さんに気を遣う。年功序列がすごい。
→人間関係のストレスが大きい職場も多い。

訪問:基本的に訪問は一人なので、スタッフとの摩擦が少ない。
→ただし利用者さん・家族との関係構築が重要になる。

病棟は基本新人として入ることが多く、そこからほとんどの人が数年間勤めます。
ストレスや過労、キャリアアップ等で中堅が抜けていき、
若手とベテランで構成されていることが多いです。
そのため、若手はベテランの慣習に合わせねばならず非常に気を使います。
プライドの高い医者の機嫌も伺いながら報告するのも、本当にストレスですよね。
病棟は体力勝負な上に夜勤等もあり不規則な勤務形態でした。
若かったから頑張れた気がします。

その経験を経た人たちが、訪問看護に流れているからか
病棟ほど厳しい上下関係やピリつきはありません。
訪問看護でもスタッフ間で協力する場面はたくさんありますが
優しい方が多く和気藹々としています。
年齢層も若手から中堅、ベテランまで満遍なくいますが
訪問看護ステーションであれば小規模なので人数も少なく
人間関係に悩むこともあまりない印象です。

もし仮に人間関係に何かしら問題が生じても、
訪問看護ステーションはたくさんあるので
自分の居心地の良い場所を求めて転職もしやすいかと思います。

給与・時給

病棟正社員:月給制・夜勤手当あり・賞与あり
訪問看護パート:時給制・夜勤なし・賞与なし

私の場合、時給1,800円・6時間×週5〜6日勤務で
月収約25万円です。

今の職場では在宅業務もさせてもらっているので、
退勤後時々自宅でも作業をしています。
無理ない範囲でさせてもらえて本当にありがたいです。

夜勤やボーナスがない分、手取りは病棟正社員より下がりました。
でも夜勤の体力消耗・精神的負荷を考えると
今の方が総合的には良いと感じています。

夜勤はありませんが、月に数回「オンコール当番」があり、
夜間に緊急訪問が発生した場合は対応します。

私の場合、子どもが寝ている間に行って帰ってこられる距離感なので
今のところ問題なく対応できています。


訪問看護に転職してよかったこと

① 夜勤がない

シングルマザーにとってこれが一番大きいです。

夜勤中に子どもだけで家にいる状況が作れないため、
訪問看護への転職は半ば必然でした。

夜勤がないことで、
生活リズムを崩すことなく、子ども達と過ごすことができています。

② 移動時間が「ひとり時間」になる

訪問と訪問の間の移動は、
基本的に一人で車や自転車で動きます。

この時間が意外と大切なリセット時間になっています。

病棟では休憩すらままならないことがありましたが、
今は移動中に深呼吸できます。

移動中の車で熱唱したり

こそっと間食もしちゃってます♡

③ 利用者さんとじっくり関われる

病棟は忙しくて、患者さんとゆっくり話す時間がなかなか取れません。

訪問看護は1件あたり30〜60分間、
その方だけに向き合う時間があります。

生活背景・家族関係・その人の人生観まで知りながら
ケアを提供できることに、看護師としてのやりがいを感じています。

④ 時間の融通が利く

子どもの学校行事・習い事の送迎・通院。

訪問看護のパートは、
シフトの調整がしやすい職場が多いです。

私の職場は調停のための外出にも対応してくれました。
こういった柔軟さは、シングルマザーには本当にありがたいです。


訪問看護で大変なこと・デメリット

正直に話します。

① 一人で判断しなければならない

病棟ならすぐ助けを呼べますが、
訪問先では自分が判断するしかない場面が多いです。

初めて利用者さんの急変に遭遇したとき
どう判断すればいいか分からず焦りました。

今はiPadで記録・連絡ができるので、
困ったらすぐに事業所や先輩に連絡できる環境になっています。

② 緊急対応がある

「緊急訪問」といって、夜間や休日に
利用者さんの状態が急変した際に対応が必要なことがあります。

ステーションによって対応の頻度や体制は違うので、
転職前に確認することをおすすめします。

③ 経験が浅いと不安が大きい

訪問看護は臨床経験3年以上が推奨されています。

新卒や経験が浅い段階での転職は、
処置の方法や状態変化の判断に自信が持てない場面が増えてしんどくなることがあります。

病棟でしっかり基礎を作ってからの転職をおすすめします。


訪問看護に向いている看護師・向いていない看護師

向いている

  • 一人で動くことが苦にならない
  • 在宅・地域医療に興味がある
  • 夜勤をなくしたい
  • 子育てと両立したい
  • 利用者さんとじっくり関わりたい

向いていない

  • チームで働くことにやりがいを感じる
  • 急性期医療・救急に携わりたい
  • 経験年数が浅い(まず病棟で経験を積むことを推奨)
  • 潔癖症(利用者さんの自宅環境は様々です。
    清潔保持が難しい環境での訪問もあるため、ある程度の柔軟さが必要です。)

訪問看護への転職を考えている方へ

訪問看護への転職は、看護師専門の転職サイトを使うことをおすすめします。

理由は3つです。

  1. 訪問看護専門の求人が多い
  2. 緊急対応の頻度・夜間オンコール体制など、聞きにくい条件を代わりに確認してくれる
  3. 完全無料で使える

私自身は転職サイト経由ではありませんでしたが、
今転職するなら必ず使います。

訪問看護ステーションで転職サイト経由の問い合わせの電話がかかってくることが多々ありますが、
手厚く心強いだろうなという印象です。

訪問看護ステーションは人不足のところが多く、
ほとんどのステーションは求人を掲載しているので
自分が合うステーションを選びやすいかと思います。

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※リンク準備中。承認がおり次第掲載します。


まとめ:訪問看護は「自立した看護師」向きの仕事

訪問看護は、楽な仕事ではありません。

一人で判断する責任、緊急対応、利用者さんとの関係構築。
大変なことは確かにあります。

でも、じっくりと利用者さんと向き合い看護できること、
夜勤なしで子育てと両立できること、
移動中の「ひとり時間」があること。

私にとって今の働き方は、
今の自分に一番合っている選択です。

転職を考えている方の参考になれば嬉しいです。


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