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「訪問看護師って、1日どんなふうに過ごしているの?」
転職を考えている看護師の方から
よく聞かれます。
求人票には「訪問件数:1日4〜6件」と書いてあっても、
実際の1日の流れがイメージしにくいですよね。
この記事では、訪問看護師として働く
看護師歴10年以上のシングルマザーの私が
実際の1日のスケジュールを時系列で全部公開します。
私📝 この記事を書いた人
Mai|38歳・看護師歴10年以上・シングルマザー
訪問看護師としてパート勤務中。
中学生(12歳)と小学生(9歳)の2人を育てています。
別居2年目・離婚裁判に向けて準備中。
お金と働き方を自分で整えるべく、奮闘中です。
私の勤務条件(前提として)
まず私の働き方を共有します。
- 雇用形態:パート勤務(看護師業務と事務業務)
- 勤務時間:9時〜15時(6時間を基本としていますが8時間仕事をする時もあります。)
- 勤務日数:週5〜6日
- 時給:1,800円
- 担当エリア:徒歩・自転車・車で行ける範囲
- 1日の訪問件数:1〜4件(私は事務業務も担っているため他のスタッフよりも訪問件数が少ないです。)
訪問看護ステーションによって
勤務形態・訪問件数・担当エリアは大きく異なります。
あくまで私の職場での一例として参考にしてください。
実際の1日のスケジュール
9:00 出勤
ステーションに出勤します。
他のスタッフは8:30〜の出勤なので
それぞれその日の担当の訪問に出たり、
訪問まで時間のあるスタッフは事務所で情報収集や書類作業、連携業務をしています。
私は事務業務もしています。
たいてい出社したら机の上には書類が置いてあるので、
9:00〜訪問がなければ、その書類を処理していきます。
訪問がある日は、
車か自転車で最初の利用者さん宅へ向かいます。
9:15〜10:00 1件目の訪問(30分訪問)
訪問看護の1件あたりの時間は
30分・60分・90分と
利用者さんによって異なります。
訪問先で行うケアの内容は利用者さんによって異なります。
よく行うケアの例:
- バイタル測定(血圧・体温・脈拍・SpO2)
- 全身状態の観察
- 内服管理・確認
- 軟膏塗布
- 創傷処置・褥瘡ケア
- 点滴・注射
- 入浴介助
- オムツ交換、陰部洗浄
- 爪切り
- 家族への指導・相談対応
他にも、個々にあったケアを実施しています。
訪問が終わって余裕があれば、
車の中や移動中に記録を入力します。
iPadが支給されているので、
その場でリアルタイムに記録できます。
10:00〜10:15 移動
次の利用者さん宅へ移動します。
車の移動中は水分摂取はマストで、
少しお腹が空く時はおにぎりや間食を食べたりします。
音楽をかけノリノリで過ごしていたり、
初めて訪問する利用者さんの場合は、頭の中で訪問のシュミレーションしたりしています。
この移動時間は、
病棟にはない「ひとり時間」として
私にとってのリセットタイムになっています。
10:15〜11:00 2件目の訪問(30分訪問)
特に毎日行くお宅が決まっているわけではありません。
全く同じまわり方をする日はほとんどないと思います。
訪問看護の利用者さんは
年齢・疾患・状態が本当に様々です。
同じ日に基礎疾患のない90代の外科的処置のみが必要な方と
40代のターミナルの難病の方を訪問することもあります。
それが訪問看護が病棟と違うところだなと感じます。
11:00〜12:00 事務所に戻って事務作業
事務所に戻って、書類作成や書類整理等の事務作業をこなすことが多いです。
他のフルで訪問にまわるスタッフは、
午前中に3〜4件まわります。
12:00〜13:00 昼休憩
昼休憩はその日の訪問スケジュールに合わせて自分で調整して取ることが出来ます。
午前中の最終訪問と午後からの最初の訪問が事務所から遠ければ、
車で休憩を取ることも可能です。
自宅が事務所から近い人は自宅で休憩を取る人もいます。
事務所ではお昼に大体何人かスタッフが集まりワイワイしながら昼食を食べます。
私はパートなので6時間以内で仕事が終わる時は最小限食事をし終わったらすぐ作業に戻ります。
6時間以上仕事をする時は食べて少しゆっくりしたら作業に戻ります。笑
13:00〜15:00 午後訪問・事務作業
午後も同様に訪問か事務作業を続けます。
午後からの訪問は夏だと炎天下なので、とても暑いです。
入浴介助なんてサウナだし、クーラーのないお宅は蒸し風呂状態です。
移動も過酷なので、保冷剤を持ち歩いたり日焼け対策をしています。
事務作業は特に月末・月初が忙しいのでその時期は必死です。笑
在宅ワークに振って、自宅でこなせるものがないか、
絶対今日中にしておかないことが残ってないか
優先順位が常に入れ替わりまくることが多く
常に頭の中フル回転です。
15:00〜16:00 事務作業・退社
私は子どもの習い事や学校行事に合わせて
フレックスで働かせてもらっているので
帰る時間は自由にさせてもらっています。
(本当にありがたい!)
事務作業がひと段落したら退社しています。
他のスタッフは、午後からも4件程度まわっています。
記録を書く時間も確保されているので、
時間に余裕のあるタイミングで記録をしています。
他にも、新規依頼があれば契約や担当者会議、
必要なタイミングで各所に挨拶や営業も行きます。
緊急コールがあれば緊急訪問もあります。
ですが、基本は少し早めに退社できるので、
夕方子どもとの時間をしっかり取ることができるのは本当に助かっています。
訪問中に大変だったこと
正直に話します。
① 急変への対応
利用者さんの状態が
訪問時に急変していることや
急変したと電話がかかってくる時があります。
一人での対応なので、
最初は本当に怖かったです。
でも、iPadやテレビ電話、メールですぐにステーションやスタッフに連絡・相談できますし、
主治医にも電話し直接指示を仰ぐこともあります。
その場にいるのは一人だけど、
助けてもらう手段はしっかりあると思えると
落ち着いて対応できるようになりました。
② 家族からのクレーム・要望への対応
利用者さんの家族から
様々な要望・クレームをいただくことがあります。
自分に対してではありませんが、
言葉遣いや態度が悪い、ケアがきちんと出来ていないなど
他のスタッフを通じで聞くことがあります。
一生懸命している側からしたらショックだなぁと
感じますが、
日々関わる全ての利用者さんに満足していただけるよう
全力でケアをしています!
逆に、○○さんはいつも親切!など、直接評価いただくこともあります。
ご指名で良い評価をいただける時はとても嬉しいです!
③ 天候・交通状況による移動の大変さ
雨の日・夏の炎天下・冬の寒い日の移動は
体力的にしんどいです。
人のお宅にお邪魔する立場なので、
着いた瞬間からすでに雨や汗で服がびちょびちょとか
厚着・防寒しすぎて大荷物状態等は
利用者さんの迷惑になります。
訪問看護師をやっていてよかったこと
① 利用者さんの生活に寄り添える
病棟では見えなかった
利用者さんの「生活」が見えます。
時間をかけてゆっくり関われることや、
ターミナルの方もゆっくり症状が進むことがあるので
その方の趣味・家族関係・人生観を知りながら
ケアができることに
看護師としてのやりがいを感じています。
② 早めに退勤できる
これがシングルマザーには最大のメリットです。
子どもの帰宅に合わせて家に帰れる。
夕飯を作れる。
宿題を見てあげられる。
当たり前のことが当たり前にできることの
ありがたさを日々感じています。
③ 移動中のひとり時間
前にも書きましたが、
訪問と訪問の間の移動時間が
私にとって少しホッとできる時間です。
車の中で好きな音楽をかけて、
深呼吸する。
病棟では絶対にできなかったことです。
訪問看護師だから気づけたこと|病院の常識が覆る瞬間
病気や怪我で入院した患者さんのほとんどが
「住み慣れた家」に帰り生活したいと希望されます。
たいてい私たちは自分の実家や祖父母宅をイメージしますが
中には想像の遥か斜め上をいくお宅が本当に多いです。
想像よりも遥かに豪邸でお手伝いさんがいて広くて綺麗な家
想像よりも遥かに小さくて狭い家
そして、ゴミ屋敷…
私達にとってはゴミ屋敷でも、その人にとっては「住み慣れた家」なのです。
病院での常識が全て覆ります。清潔とは?療養できる環境とは?
本当に看護師としての幅が広がっている気がします。
この人に必要なサービスはなんだろう?
どうすればこの人が穏やかに過ごせるだろう?
在宅では利用者さんと長く付き合うので、ケアマネージャーさん達とも協力し
住む環境から整えていくこともあります。
訪問看護への転職を考えている方へ
1日のスケジュールを見て
「自分に合っているかも」と感じた方は
ぜひ転職を検討してみてはいかがでしょうか?
訪問看護への転職は
看護師専門の転職サイトを使うのが一番効率的です。
「夜間対応は必須?」
「シングルマザーでも働きやすい?」
「勤務時間の調整は可能?」
こういった聞きにくい条件を
コンサルタントが代わりに確認してくれます。
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まとめ
基本的に訪問看護師の1日は、
移動・訪問・記録の繰り返しです。
病棟のようなチームワークや
急変対応の連続はありませんが、
一人で判断する場面が多く
経験と判断力が求められます。
その分、
利用者さんとじっくり向き合える時間・
移動中のひとり時間・
定時に帰れる生活リズム。
私にとっては今の働き方が
今の自分に一番合っています。
訪問看護について気になっている方や
転職を考えている方の参考になれば嬉しいです。
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